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2010年01月22日
院長掲載記事「Male STDs:Action Guide(第3版)」
掲載誌のご紹介当院が、『男子のためのSTDハンドブック Male STDs:Action Guide(第3版)』に、
「STD診療機関の紹介」として掲載されました。
「セクシュアリティにかかわわらず受診しやすい医療機関。自分にあった医療機関を見つけてください。」という視点でのご紹介です。
発行:(株)オーエムシー
監修:しらかば診療所
協力:グラクソ・スミスクライン(株)
宮本町中央診療所掲載ページ
投稿者 aids : 14:41
2010年01月18日
院長掲載記事「臨床研修プラクティス」
臨床研修プラクティス 2010年2月号 (7巻2号) 文光堂
2010年1月10日発行
定価 2,100円(本体2,000円)
~主要目次~
【特集】
I.性感染症とは?~概念と現状~/松本哲朗
近年の性風俗の多様化によって,性感染症はどの診療科でも遭遇し得る病気になっています。
基本的な知識を身につけましょう.
【ミニレクチャー:性風俗従事者の性感染症】
風俗女性の性感染症
宮本町中央診療所 尾上泰彦
性風俗店で働く女性を性風俗従事者(commercial sex workers=以下CSWと略す)といいます。このCSWが、男性のSTIで最も症例数の多いクラミジア性尿道炎、淋菌性尿道炎の最大感染要因です。
1958年、「売春防止法」が施行され、わが国の性産業は大きく変わり、多くの赤線業者が「トルコ風呂」(1984年に現在のソープランドに改称)を始めたのは同じ年です。
さらにオーラルセックス、素股、アナルセックス、手、乳房などは、売春防止法にいう性行為にあたらないということで、法の網をくぐりぬけた新しいスタイルの性商品がつぎつぎと現れました。殊に、ファッションヘルス、ピンクサロンなどのオーラルセックス専門店の存在が大きく、低料金のため手軽に若い男性が利用しています。
CSWのSTIで最も頻度の高いものは、クラミジア感染症、次いで性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、淋菌感染症、ケジラミ症、梅毒の順になっています。また外陰・腟カンジダ症、細菌性腟症は多くのCSWの職業病的様相を呈しています。これはCSWの仕事上、腟内洗浄を日常的に行うことがその要因の一つと考えられます。
クラミジア感染症はCSWにとっては避けては通れないSTIで、最も高頻度に罹患しています。
性器ヘルペスはCSWにとって初感染時はSTIですが、再発はセックス、月経、仕事のストレスなどにより高頻度にみられSTIとはいえません。しかし、他人への感染力があるのでSTIとなります。
HIV/AIDS感染者の報告は日本女性のCSWに関しては、High Risk Groupにもかかわらず、ほとんどなく、一般女性とHIVの陽性率は変わらないと考えられます。
しかしその他のSTIに関してはHigh Risk Groupであることに変わりはありません。
CSWの口腔咽頭は性感染症の温床
オーラルセックスのみでクラミジア、淋病、ヘルペス、梅毒などに感染する可能性があります。男性のSTIで最も症例数の多いクラミジア性尿道炎、淋菌性尿道炎の最大感染源はCSWのオーラルサービスです。このCSWのクラミジア性、淋菌性咽頭炎の特徴は、咽頭からのクラミジア、淋菌の検出率が高いにもかかわらず、ほとんどの症例が無症候で咽頭発赤や扁桃腫脹など他覚的所見がみられないことです。実際にCSWの咽頭では淋菌の検出率は性器よりも高く、一方、クラミジアでは性器の方が咽頭より検出率が高くでます。
症例
18歳・CSW(ソープランド嬢)のクラミジア性・淋菌性咽頭炎を示します。(性器・咽頭同時感染例です) 咽頭所見:咽頭に自覚症状はなく、発赤、扁桃腫脹なども認めません。
検査所見
咽頭淋病(SDA法)スワブ・うがい液共に陽性、
咽頭クラミジア(SDA法)スワブ陰性・うがい液陽性
咽頭淋菌分離培養:陽性
性器淋菌(SDA法):陽性
性器クラミジア(SDA法):陽性
性器淋菌分離培養:陽性
投稿者 aids : 19:49
2010年01月07日
ケジラミかも・・・・あそこが痒い!
先日、21歳の未婚女性からの電話相談を受けました。
内容は、半年ほど前から急に陰毛部分の皮膚がかゆくなり、たまに我慢できないほどのかゆみがあるということでした。ケジラミを疑った彼女はいろいろ調べて、市販のスミスリンLシャンプーを買って使用したそうですが、改善は見られなかったそうです。
そのうちに、掻きすぎてか、皮がむけたような白いフケ状の物が陰毛についたり、皮膚のところが赤く虫刺されのようになったりして困っているとのこと。
病院に行きたいが皮膚科と産婦人科のどちらにに行けばいいのかもわからないこと。
さらに、彼から移されたのか、あるいは自分がかつて罹ったカンジタが原因なのか?
もしそうなら彼に移してしまっていないかなどについても不安に感じていると話してくれました。
私はまず、ケジラミかどうかを判断する方法をアドバイスしました。
それは、白い下着を履く方法です。
ケジラミは恥丘部、大陰唇、肛門周辺など陰毛が生えている所に住み着きます。
そこでヒトの血液を吸って生活をしています。
ケジラミの食材は血液ですから、ケジラミの糞が白い下着に付着しますと、
茶色~黒色の粉が点々と見え、直ぐ判ります。
もしケジラミであったら、その治療には「スミスリンLシャンプー」が一番よいでしょう。
市販薬ですから手に入れることは簡単です。
使用説明書に従って使用しながら引き続き白い下着を着けて、約1ヶ月間様子をみることです。
しかし“かゆみ”は別の原因かもしれませんので、その可能性についても彼女にお話しました。
まず、皮がむけたような白いフケ様物質が陰毛に付くことについては、経過が長くなったため、恥丘部に慢性的な皮膚炎を起こし、掻き壊して死んだ表面の皮膚が白くフケのようになり、脱落した可能性が考えられます。
また、赤く虫刺されのようになるのは、掻いたために、皮膚の表面にいる細菌が陰毛の毛嚢部に入り込み、軽い毛嚢炎が起きているのかもしれません。
カンジダ症については、今回の部位が恥丘部ですから関係ないと思いますが、断言はできないとお伝えしました。
そして、先ず早急に皮膚科を受診し、そこで解決できなければ婦人科を受診すること。
またもし、ケジラミが原因でしたら誰かにもらったことになりますので、
彼も医師の診察を受ける必要があることをアドバイスさせていただきました。
このブログをお読みの方の中にも、誰にも言えない陰部のかゆみに悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。
今回ご紹介した事例が、そのような方の参考になれば幸いです。
投稿者 aids : 15:15
2010年01月06日
女性性機能障害:私、イッテみたいの!(その2)
前回、「セックスでもオナニーでもイッたことがない」という40代後半の既婚女性の相談をご紹介しました。
今回はこの女性性機能障害(FSD=Female Sexual Dysfunction)について少し詳しくお話ししましょう。
セックスにおいて、女性に苦痛がある、または満足の得られない状態を女性性機能障害(FSD)といいます。
つまり、セックスをしても「いかない」「いけない」という障害で、不感症とも呼ばれています。
このオーガズムの機能障害は男性よりも女性に、より一般的にみられます。
女性の性機能障害についての情報は少なく、その存在もあまり知られていません。
FSDは、女性の身体的・精神的状態で症状が異なる上、女性のデリケートな“身体”と“心”が絡み合うため、症状を複雑にしています。
また、男性のEDが女性性機能障害を引き起こしたり、逆に女性性機能障害が男性のEDの原因となっている場合もあります。
もし、FSDについてお悩みでしたら、先ずは婦人科や精神科の、性機能障害を扱う専門の医療機関で相談してみることをお勧めします。
おおよその症状や原因が分ったら、カウンセリングを繰り返しながら心理療法や行動療法による治療が行われることになるでしょう。
薬物療法としては、抗うつ剤や漢方の投与、ホルモン補充、潤滑ゼリーなどが投与されることもあります。
またFSDの治療では、セックスへの罪悪感や恐怖感をなくすことも目標としています。
そのために、セックスの楽しさ、お互いの感情を伝え合うことの大切さを学ぶような訓練法もあります。
すべての感覚に個人差があるように、セックスの感覚にも個人差があることは当たり前だといえるでしょう。
オーガズム障害をもつ人にとって重要なのは、自分の性的感覚に没頭することです。
相手の反応を気にして「イッたふり」などをしていると、自分の感覚に集中できず、かえって本当のオーガズムから遠ざかってしまう恐れがありますので注意が必要です。
もちろん、前回も書きましたように、自分の感覚に没頭すると同時に、相手との、体を通じた愛情の交換も大事な要素です。特に女性の場合は体だけでなく心の状態がイクことに密接に関わりがあります。
お互いを思いやりつつ、自分を解放し、安心して相手に身も心も委ね、自分の感覚に没頭できるようなセックスがオーガズムへの第一歩ではないでしょうか。
投稿者 aids : 12:01
女性性機能障害:私、イッテみたいの!(その1)
先日、女性性機能障害(FSD=Female Sexual Dysfunction)に関する相談を受ける機会がありました。
私はFSDに関しては専門外ですが、良い機会ですので、私見をお話してみたいと思います。
相談をしてきたのは40代後半の既婚女性で、子供が一人います。
セックスでもオナニーでもオーガズムに達したことがなく、イクための薬を探しておられました。
私が最初にこの相談者に申しあげたことは、「薬でどうにかなる問題ではない」いうことです。
確かに巷では媚薬などが流行ったりもしています。
しかしこの手の薬は単なる気休めだと私は思っています。
もっといえば、薬に頼りたいうちはイケるセックスに到達するのは程遠いと思います。
なぜなら、セックスは一人で行う行為ではなく相手があって成立するものだからです。
自分ひとりがイクとうことに重きを置きすぎている状況の中で、はたしてパートナーのことを考え
てあげられるでしょうか?
相手を思いやるセックスができれば、おのずと相手からいつも以上の愛情を注いでもらえ、
その結果、イクということに到達できる可能性がでてきます。
そうなって初めて、夫婦両方が幸せな性生活が送れると私は思います。
つまり、セックスでイクためには、一人よがりのセックスではだめだということです。
相談者の彼女には、まずはご夫婦の間でのセックスの在り方を、お互いにオープンな気持ち
で話し合ってみることを、アドバイスさせていただきました。
もちろん、女性側の問題だけでなく、パートナー(男性)の方に問題があるかもしれません。
男性側がセックスに関して未熟であったり、ひとりよがりの傾向であったならば、女性がいか
に努力しても、満たされない性生活を送ることになります。
できれば、夫婦そろってセックス・カウンセラーに指導を受ければ一番理想的でしょう。
ところで女性性機能障害(FSD=Female Sexual Dysfunction)とは一体どんなものなのでしょうか?
これについては次回に、ご説明することにしましょう。
投稿者 aids : 11:52
2010年01月05日
クラミジアに彼が感染(その2)
前回、30歳の未婚の女性からうけた、クラミジアに関する電話相談の前半をご紹介しました。
クラミジアの発症をきっかけに生まれた浮気疑惑。
そして、相談者 の女性から「彼に伝えていないことがある」という言葉が出たところまでが前回でした。
果たして、彼女の言う「彼に伝えていない過去」とは何だったのでしょうか?
【相談者】
そうですね。信じてもらうためには、まずは自分のことをしっかり伝えないといけないですよね。
でも、先生。実は私には彼には伝えていないことがあるんです。
それが原因なんでしょうか?
【尾上】
「伝えていないこと」というのは何ですか?
【相談者】
私は昔6年くらい前にあそこが痒く、オリモノが白くなったのですが、
1週間位したら治ったので、そのまま放っておいたのです。
もしかして、それが原因なのでしょうか?
昔の性病が今出ることはありますか?
彼氏と付き合う前は2年近く誰とも性交渉はもちろん、キスもしていません。
一方、彼氏は新しい彼女ができたら、必ず性病検査をやるほど潔癖で、1ヶ月前に検査をした時は陰性だったそうです。
だから、「この1ヶ月間でお前が浮気したんだ」と・・・。
【尾上】
彼氏と付き合う前は2年近く誰とも性交渉もキスもしていないなら、あなたは「シロ」でしょう。
6年くらい前にあった出来事は、何があったかは判りませんが、今となっては無視してよいと考えられます。
また、彼は性感染症の検査をしているということですが、検査の精度(信頼性)は100%ではありません。
とは いえ、精度は90%以上ありますので、彼もまたあなたと付き合い始めたときは「シロ」だったのでしょう。
【相談者】
クラミジアの事をネットで調べると、不妊になる可能性もあると書いてありました。
今の彼氏とは毎日のセックスを生でやってますが妊娠もしていません。
ということはやはり、どこかで私がクラミジアに感染していたのでしょうか?
彼とは、結婚を前提に真剣に付き合っていこうと、話していた時にこんな事になってしまい、どうしていいのかわかりません。
【尾上】
約80%の女性は、クラミジア感染症になっても、症状がでません。
そのため知らないうちに不妊症になる可能性はあります。
しかし、現段階で、貴女が今まで妊娠しない事が、その原因によるものなのかどうかは分かりません。
このことについては産婦人科で診てもらってください。
そうすれば、あなたの不安や心配を解決できるでしょう。
【相談者】
明後日、病院に行ってきますが、もし私も陽性ならやっぱり私が移したのかもしれません。
【尾上】
もしもクラミジア検査で、あなたも陽性と判明した場合でも、貴女が移したのか、彼が移したのかは特定できません。
あなたはたとえ自分が陽性であっても、彼に、身の潔白を信じてもらいたいのでしょうが、彼がこの結果をどう考える
かはわかりません。
ただ、その結果を聞いた彼の態度によって、彼のあなたへの想いの深さがわかるかもしれません。
彼もあなたも、「将来も二人で人生を共にしていこう」という思いがあるなら、どちらが悪いということではなく、お互いを信じあい、クラミジアにすぐに対処し、「健康なセックス」ができることを目標としましょう。
クラミジアが恋人同士の信頼関係を揺るがした例をご紹介しましたが、
性感染症だけにかかわらず、何かトラブルがあった時こそ、人と人とのつながりが試される時ですね。
あなたとパートナーはゆるぎない信頼関係で結ばれていますか?
今一度振り返っ てみることも必要かもしれませんね。
投稿者 aids : 20:08
クラミジアに彼が感染(その1)
先日、30歳の未婚の女性から、クラミジアに関する電話相談を受けました。
一つの感染症が浮気疑惑につながり、彼との信頼関係を試されるような事態になった例でした。
他の病気と違う、性感染症ならではの難しさですね。
今回はその事例を、相談者と私のやりとりを再現した形でご紹介しましょう。
【相談者】
先生、初めまして。誰にも相談出来ずに悩んでいることがあります。
私には付き合って3ヶ月になる彼がいます。
この間、いつも通りセックスをした後、彼があそこが痛いと言い病院に行ったところ、クラミジアと診断されたんです。
【尾上】
「あそこが痛い」というのは排尿時の事でしょうか?
しかし、排尿に関係のない痛みがあるでしたら、亀頭包皮炎や他の性感染症の可能性もあります。
まずは彼のクラミジアの検査結果や治療内容を確認してみて下さい。
症状の出た時期によっては、彼が性風俗店(オーラル専門店など)に行った可能性も考慮する必要があります。
そして、彼がクラミジアであれば当然、貴女もクラミジアに感染している可能性が高くなります。
貴女の検査や治療が必要となるかもしれませんよ。
【相談者】
わかりました。彼に診察や治療の内容を確認してみます。
もうひとつ困っていることは、彼から、「お前が浮気をしたんだろう」と言われています。
もちろん私は浮気なんてしていません。
この3ヶ月間毎日、仕事の後や休日は彼氏と一緒にいるのでお互い浮気する時間がないのに、信じてくれません。
【尾上】
この状況は、貴女と彼の今までの人間関係から生まれたものだ言えるでしょう。
貴女は彼を信じていますか?今は半信半疑の状態ではないでしょうか。
彼もまた、貴女のことを信じたいが、信じきれない状況になっているようです。
まだ付き合ってからたった3ヶ月ですからね。
問題解決のためには、お互いを疑う前に、まずは自分のことをしっかり伝え、理解し合わないといけないですね。
【相談者】
そうですね。信じてもらうためには、まずは自分のことをしっかり伝えないといけないですよね。
でも、先生。実は私には彼には伝えていないことがあるんです。
それが原因なんでしょうか?
投稿者 aids : 19:46
性感染症はナノメーターオーダー時代
性感染症(STI)は、かつては『花柳病』あるいは『性病』と呼ばれていました。
ここでの「花柳」とは遊女、遊里を指し、昭和32年に売春防止法が施行されるまで、
いわゆる赤線地帯で行われていた売春を意味しています。
性感染症が「花柳病」と呼ばれること自体、かつては、いかに売春と性感染症が深く結び付いていたかをしのぶ事ができます。
昭和20年代までは抗生物質が自由に使用できないため、淋病、梅毒の全盛期でした。
性感染症は昔からある病気ですが、時代とともに変化も見られます。
それは、性感染症における“病原微生物の大きさ”です。
かつての「性病」時代は肉眼でも見える、mm大の毛虱(ケジラミ)、少し小さくなって、
ヒゼンダニ(疥癬)の寄生虫、腟トリコモナス原虫、さらに小さくなって
μm(ミクロンメーター)大の細菌類(梅毒トレポネーマ、淋菌、軟性下疳菌)が主役でした。
そして昭和50年代になると、細菌類に分類されているクラミジア・トラコマティス(CT)
(大きさは10マイナス6乗メーター)が台頭してきました。
現在はこのCTが性感染症の主役です。
この現象は診断技術の進歩により遺伝子(DNA)レベルの検査ができるようになり、
今まで判らなかった病気(クラミジア・トラコマティス)の診断が容易にできるようになったことによる変化です。
さらに今日では、STIはウイルス(大きさは10マイナス6乗メーター~9乗メーター)の時代へと向かっています。
HIV(AIDS)、HPV(尖圭コンジローマ)、HPV(性ヘルペス)HBV(B型肝炎)、HCV(C型肝炎)伝染性軟属腫ウイルス(伝染性軟属腫=ミズイボ)などはすべてウイルスの仲間です。
つまり、STI病原微生物の主役の座を長年務めていた細菌類は、その座をウイルスへと明け渡しつつあります。
すなわちSTI病原微生物はナノメーターオーダー時代に突入しているといえます
(1ナノメーターは10マイナス9乗メーターです)。
ウイルスは賢く症状を出さない物が多く、言い換えれば、現代は「無症候性ウイルス性STI時代」ともいえます。
しかしその中で、いまだにSTIの首位を独走している細菌はCTです。
とはいえ、医学の進歩により、近い将来、STIの主役はナノメーターオーダーの
病原微生物であるウイルスにとって変わるでしょう。
人間とウィルスとの戦いは、まだまだ続いていきそうです。
投稿者 aids : 19:16