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第32回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会 歓迎夕食会
第32回日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会総会 歓迎夕食会
平成27年2月26日(木) 於 :シェラトン・グランデ・トーキョウーベイ・ホテル 12F ベイラウンジ
会長 斎藤 忠則(日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 副院長)
歓迎夕食会に斎藤会長からご招待を受けて出席してまいりました。
久しぶりのデイズニーランド近くに聳え立つ「シェラトン・グランデ・トーキョウーベイ・ホテル」
素晴らしホテルで歓迎夕食会のフランス料理に舌鼓を打ってきました。
明日からの学会が成功裡に終わることをご祈念いたします。
斎藤会長と私
ペニスの裏筋の外傷
20歳代の若い男性から相談がありました。
【相談内容】
昨年の10月くらいに、ペニスの裏筋と言われている部分をぶつけてしまい、
少し切れて出血しました。その傷は1か月くらいで治ったのですが、
傷跡として、裏筋の部分のほんの1部分が鳥のとさかのようになってしまいました。
1本髪の毛より少し太いくらいような紐が長さ4mmほど出てるような感じです。
触って痛みはないのですが、たまに下着に挟まったりして引っ張られると少し痛
みを感じます。
この部分を治すことは可能なのでしょうか?切除しなければならないのでしょうかで?
もし可能であれば、どのくらいの費用と日数がかかりますでしょうか?
治療の際の痛みなどもありますでしょうか?
変な相談で申し訳ございませんが、ご返答頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
【回答】
ペニスの裏筋とは、亀頭に近い裏筋を包皮小帯そして陰茎の体部の裏筋を陰茎縫線といいます。
貴方のお話で察するに、陰茎裏筋の外傷部分の一部に鳥の鶏冠状の突起様線状物が生じたという状態です。
その太さが髪の毛1本程度で長さが4㎜の紐様突起物ということと思われます。
これは、そのまま放置してもかまいませんが、時々、下着に挟まったりして、引っ張られると痛みを感じるのであれば外科的にその部分を切除されては如何でしょうか。
費用、時間、手術時の痛みについてはご自分が受診する病院でお聞きください。
気になさることではないとかんがえますが。
先ずは病院に受診されることが大事です。
陰嚢内容物の異常
17歳の男性から相談がありました。その報告です。
【相談】
1日前に、陰茎の包皮に水が溜まったような痛みも変色もない腫れを発見しました。
数時間そのまま放置していると、おそらくその腫れが左の睾丸から出ている管のようなところに移動しました。
現在はその腫れは見える所から消えてしまったのですが、直ぐに病院に行くべきでしょうか?
また、どのような原因が考えられますか?
【回答】
貴方のお話・状態を聞いて、先ず考えられるのは、粘膜部に現れた局所血管性浮腫です。
口唇によく表われるアレルギー現象です。
クウィンケの浮腫とも言われています。
この現象が包皮に出たのではないかと考えます。
血管のアレルギー反応と考えられています。
普通の皮膚に表われれば蕁麻疹のようなものです。
数時間でなくなります。
または陰茎硬化性リンパ管炎かもしれません。
これも痛くも痒くもありません。
また症状があらわれれば病院を受診いたしましょう。
お大事になさってください。
性感染症―パートナーとの関係性の良さが再感染を防ぐ
性の健康医学財団主催の「性の健康基礎講座」で私は≪ランチョンセミナー≫を行う機会をいただきましたので
これを報告いたします。
本講座は、医療従事者と養護教諭のための日常業務に役立つ、
性感染症の予防をはじめとする性の健康についての知識を
習得していただく講座です。
参加者は50名ほどで大変熱心な聴講者の方々です。
性の健康基礎講座は下記の如くです。
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平成26年度 第8回 医療従事者と養護教諭のための性の健康基礎講座
テーマ: 「パートナーとの関係性を深めるために」
日時:2015年2月22日(日) 11:40~12:30
会場:東京大学医学部2号館1階小講堂
≪ランチョンセミナー≫
ロシュ・ダイアグノスティクス 共催
座長:性の健康医学財団 常務理事
齋藤 益子先生
演者:宮本町中央診療所 所 長
尾上泰彦 先生
演題:性感染症―パートナーとの関係性の良さが再感染を防ぐ
淋菌感染症、クラミジア感染症の咽頭感染の再感染予防について述べました。
健康医学財団 理事長 北村唯一先生と私
第11回川崎STI研究会の報告
さて、今回は平成27年2月14日に開催されました川崎STI研究会のご報告です。この研究会は今回で11回目を迎えることができ、今年も有名な講師をお招きできました。
講演1.は保科医院 院長 保科眞二先生に「口腔の性感染症 最近の話題」についてお話しをいただきました。
保科先生はスーパー淋病を世界で初めて報告したことで超有名な方で、性感染症の世界では今まさに「時の人」です。
講演2.は聖マリアンナ医科大学病院 産婦人科 講師 水主川 純 先生に
「周産期医療におけるHIV感染症」という演題でHIV感染について大変興味あるお話しをいただきました。
両講演とも素晴らしいお話をいただき講師の先生に感謝申し上げます。
研究会は下記の要領で開催されました。
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記
日時 平成27年2月14日(土)午後4時
場所 アポロラーニングセンター
東京都大田区南六郷3-24-14
03-4481-4000
製品紹介 「ジスロマックSR」 ファイザー株式会社
[講演]総合司会 帝京大学医学部付属溝口病院 皮膚科
教授 清 佳浩 先生
演題1 座長 宮本町中央診療所 院長 尾上泰彦 先生
「口腔の性感染症 最近の話題」
演者 保科医院 院長 保科眞二 先生
演題2 座長 鈴木産婦人科 院長 鈴木 真 先生
「周産期医療におけるHIV感染症」
演者 聖マリアンナ医科大学病院 産婦人科
講師 水主川 純 先生
代表世話人 尾上泰彦(宮本町中央診療所)
世話人 清 佳浩(帝京大学医学部付属溝口病院)
世話人 吉川琢磨(よしかわ耳鼻咽喉科)
世話人 鈴木 真(鈴木産婦人科)
共催 : 川崎STI研究会/ファイザー株式会社
研究会出席者は約50名と大変大勢の方々に来ていただきました。
研究会終了後、情報交換会を開催いたしました。
情報交換会の司会は吉川琢磨先生にお願いいたしました。
ご挨拶を本田まりこ先生、乾杯のご発声を荒川創一先生にしていただきました。
つづいて、今年の日本性感染症学会第28回学術大会事務局長の小林寅喆先生にご挨拶を、また、ハワイからいらしたエイズネットワーク横浜(ANY)の笹田理事長にご挨拶いただきました。
終始和やかなうちに情報交換会は終了いたしました。
以上ご報告いたします。
【講師の水主川 純 先生と私】
【講師の保科眞二 先生(右側)と 神戸大学泌尿器科教授の荒川創一 先生(左側)】