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性器ヘルペス 臨床の最前線(その1)

2012年12月8日(土)、9日(日)の2日間、長良川国際会議場で「日本性感染症学会 第25回学術大会」が開催されました。
私は今回、この学会でアルフレッサ ファーマ株式会社によるランチョンセミナーの講演依頼をされました。ランチョンセミナーの要領は下記の如くです。
 
【日時・場所】2012年12月9日(日)長良川国際会議場
【座長】早川クリニック 院長 早川 謙一 先生
【演題】『性器ヘルペス 臨床の最前線』
【演者】宮本町中央診療所 院長 尾上泰彦                  

プレゼンテーションの内容は
  1. 性器ヘルペスの特徴
  2. 発症のメカニズム
  3. 診断・検査
  4. 臨床例の実際 初感染例 再発例
  5. 治療
  6. 鑑別診断
以上です。
 
以下が講演要旨です。この中で今回は『1.性器ヘルペスの特徴』についてお話します。
ヒトヘルペスウイルスはα、β、γの3種類の亜科に分類されています。性器ヘルペスの原因となるHSV-1およびHSV-2はαヘルペスウイルスに属します。

臨床的特徴としては
  • 比較的多い性感染症です。
  • HSV 1型または2型の感染によります。
  • 初感染時、約70%の症例で無症状に経過します。
  • 初感染は症状が激しく、再発では症状は軽くなります。
  • 初感染後1年までは、無症候性にウイルス排泄が多く認められます。
  • 初感染者のパートナーの約75%は罹患していることに気付いていません。
  • 受診してくる患者は再発例が約95%とかなり多く、初感染例は少ない。
次の『2.発症のメカニズム』に関しては、初感染と再発のメカニズムについて言及しましたが、今回、その内容は省略いたします。
次回は『3.診断・検査』についてお話します。
 
 
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日本感染症学会 長良川国際会議場にて 国立感染研の山岸先生と共に
 
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座長の早川謙一先生と共に



2013年01月07日

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