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性器ヘルペス 臨床の最前線(その6)
今回は『6.鑑別診断』と『終わりに』についてお話します。
鑑別すべき疾患として a.帯状疱疹、b.薬疹、c.毛嚢炎、d.ベーチェット病、e.梅毒(硬性下疳)、f.軟性下疳、を紹介しました。
<終わりに>
- 現在、臨床医が行っている、主に問診・視診のみでの性器ヘルペスの診断にはあきらかに限界があります。
- 適正な病原診断に基づく性器ヘルペスの臨床的管理という理想像にはほど遠い現状です。
- 現在、健康保険で使用可能なものは、蛍光抗体法と抗体測定法だけです。
- 正確・迅速で感度・特異性がよい診断法の早期保険適応が望まれます。
- 性器ヘルペスは再発との戦いです。それをサポートするのがドクターです。
患者と医師の共同作業です。
再発抑制療法を悩める患者のために是非、トライアルしてください。
長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました。
2013年01月07日