エイズ(HIV感染症)
性感染症(STD)の中で最も怖いのがエイズ(HIV感染症)です。
エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)とはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起こる病気です。
感染するとHIVが身体を病気から守る免疫機構を破壊し、健康なときにはなんでもなかった細菌やウイルスに抵抗力を失います。
その結果様々な感染症や悪性腫瘍にかかりやすくなり、多くの場合は死にいたります。
HIV感染症は血液、精液、腟分泌液などを介して感染します。
現在、日本では異性間・男性同性間の性的接触が主な感染経路です。
感染予防のために教育・啓発が行われていますが、エイズ患者(HIV感染者)は増加しています。
先進国でエイズ患者が増加しているのは日本だけです。治療法は進歩し死亡率は低下してきています。
しかし、感染者の多くは自分が感染していることを知らず、他の人に移しているとともに、治療を受けることもなくエイズを発症することになります。
また他のSTDに感染しているとHIVに数倍感染しやすいといわれています。
心配のある方はHIV検査を受けて心に平和を勝ち取りましょう。
HIV抗体迅速(30分)検査は感染機会から8週間たてば受けられます。
抗原をみる核酸増幅検査(NAT)は6週間たてば受けられます。
エイズの予防の基本は不特定の人とセックスをしないことと、最初から最後までコンドームを使用することです。
皆さん“愛のある健康なセックス”を心がけましょう。
2007年04月13日