第4世代HIV迅速検査
AIDSウイルスに感染したかどうかを、心配している方にはビッグニュースです。
採血してから15~30分で結果(成績)がでるという、従来よりも検査スピードをアップした、第4世代のHIV抗原/抗体迅速検査『エスプライン HIV Ag/Ab』が登場しました。
感染機会(心配な行為)から30日以上経っていれば安心して検査ができます。
この検査方法はイムノクロマト法を原理とし、HIV-1型および2型の抗体とHIV-1型の抗原を同時に検出でき、かつ個別にも検出できます。
このHIV第4世代の迅速検査『エスプライン HIV Ag/Ab』は、HIV-1型の感染初期には、抗原が抗体より早期に血中に現れることに着目し、この1型抗原との反応をとらえることを特徴としています。すなわち抗原と抗体の両方を検出できるということです。この1型抗原を検出できることにより、従来のウィンドウ期間(=検出できない期間)を短縮することが可能になりました。
もちろんこの検査もスクリーン検査ですから、陽性に出た場合は従来の確認検査を行うことが必要です。またこの検査はHIV-2型の感染の有無は否定できませんから、感染機会から8~12週間以降にHIV抗体検査を受ける必要があります。
しかしながら、この検査はHIV感染を心配している多くの人が、その悩みから早期に解放される福音となることでしょう。
2010年08月24日