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性風俗店の性感染症蔓延について
性風俗店で遊ぶ際、風俗嬢と顧客は『シャワーやお風呂で局部洗浄』し『イソジンガーグルでうがい』 を行うため
「これで大丈夫」と思われる方が多いようですが、これは大きな間違いで、性感染症の予防にはならないのです。
まず病原体自体は性器の粘膜や皮膚の中に潜んでいるので、洗ってもあまり意味がありません。
多少の意味はあるかもしれませんが、気休め程度と考えてください。
これを勘違いされている人が多く、性感染症を広げる原因にもなっているようです。
まず意味が無いと思っておいた方が良いでしょう。
また、感染する部分は性器以外に口、肛門からも感染し、精液や唾液の中にも病源体は潜んでいるので、本番以外にキスは勿論、性器同士が触れ合うだけでも十分感染の可能性はあるのです。
体液の交換、粘膜と粘膜との接触で感染が成立いたします。
ですから、最近、流行の「オーラルセックス」「素股」などは「本番」とくらべてなんら変わりの無い危険性があります。
また、風俗嬢は毎日接客が多く、腟などにわからないほどの小さな傷がある為、特に感染しやすい状態にあります。
さらに、男性客が性感染症を治療中や、自覚症状がないため感染者であることを知らず、風俗店に遊びに行く というようなことがあれば、風俗嬢はすぐに感染してしまいます。
ですから風俗店で性感染症を防ぐのは非常に難しいのです。
あるお店では風俗嬢、全員が性感染症に感染していたと言う例もあるくらいです。
お店の方としても風俗嬢が感染したからといってその都度お店を閉めるわけにもいきません。
風俗店のお客が全員常連であれば感染も最小限に収まるかもしれませんが、そういうことはまず無理 な話ですし、また他からもどんどん病源体は持ち込まれるわけなので、病気が蔓延化してしまうことにもなります。 一番良いのは、お店側が定期的に風俗嬢に検査を受けさせることでしょう。
もし、それを前面に押し出して宣伝をすれば、お客の方も安心し、また、感染に気をつけている男性が 集まって常連となります。
性感染症は無症状のものもたくさんありますし、見分けるのが難しいので、すべて予防することは不可能ですが、感染被害を最低限度に食い止めるためにも定期的な検査や 専門医による治療を行わなければなりません。
2007年06月15日