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クラミジアに彼が感染(その1)
先日、30歳の未婚の女性から、クラミジアに関する電話相談を受けました。
一つの感染症が浮気疑惑につながり、彼との信頼関係を試されるような事態になった例でした。
他の病気と違う、性感染症ならではの難しさですね。
今回はその事例を、相談者と私のやりとりを再現した形でご紹介しましょう。
【相談者】
先生、初めまして。誰にも相談出来ずに悩んでいることがあります。
私には付き合って3ヶ月になる彼がいます。
この間、いつも通りセックスをした後、彼があそこが痛いと言い病院に行ったところ、クラミジアと診断されたんです。
【尾上】
「あそこが痛い」というのは排尿時の事でしょうか?
しかし、排尿に関係のない痛みがあるでしたら、亀頭包皮炎や他の性感染症の可能性もあります。
まずは彼のクラミジアの検査結果や治療内容を確認してみて下さい。
症状の出た時期によっては、彼が性風俗店(オーラル専門店など)に行った可能性も考慮する必要があります。
そして、彼がクラミジアであれば当然、貴女もクラミジアに感染している可能性が高くなります。
貴女の検査や治療が必要となるかもしれませんよ。
【相談者】
わかりました。彼に診察や治療の内容を確認してみます。
もうひとつ困っていることは、彼から、「お前が浮気をしたんだろう」と言われています。
もちろん私は浮気なんてしていません。
この3ヶ月間毎日、仕事の後や休日は彼氏と一緒にいるのでお互い浮気する時間がないのに、信じてくれません。
【尾上】
この状況は、貴女と彼の今までの人間関係から生まれたものだ言えるでしょう。
貴女は彼を信じていますか?今は半信半疑の状態ではないでしょうか。
彼もまた、貴女のことを信じたいが、信じきれない状況になっているようです。
まだ付き合ってからたった3ヶ月ですからね。
問題解決のためには、お互いを疑う前に、まずは自分のことをしっかり伝え、理解し合わないといけないですね。
【相談者】
そうですね。信じてもらうためには、まずは自分のことをしっかり伝えないといけないですよね。
でも、先生。実は私には彼には伝えていないことがあるんです。
それが原因なんでしょうか?
2010年01月05日