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単純ヘルペス特異抗原検査法とは?(後編)
性器ヘルペスの特異抗原検査の検体採取方法について、お届けしています。前回に引き続いて今回は、採取した検体の塗抹方法について説明いたします。
塗抹というのは、塗りつけること、塗布することを意味します。
① スライドグラスの2つのウェル(くぼみのある受け皿・直径約5mm大)に内側から円を描くように、こすらず、軽く叩くように塗抹します。
その際、綿棒に付着している検体すべてが塗抹されるよう、綿棒を少しずつ回転させ、ウェルからはみ出ないように塗抹する必要があります。
② 風乾:操作中検体が剥がれ落ちる原因となりますので、完全に乾燥させます。 ドライヤーの冷風で乾燥させることも可能です。
③ アセトン固定:検体の塗布してあるウェルにアセトンを滴下して固定し、蒸発させます。
以上で検体採取の作業は終了です。
あとは、検体がうまく採取できていれば成績報告が約5~7日後に出てきます。
この報告により、HSVの1型なのか2型なのかが判定できます。
このようにして、医師は検査をしているんですね。
お分かりいただけましたでしょうか?
2011年09月12日