Home > 【その他の病気】 > 「キス病」伝染性単核球症とはどんな病気なの(前編)
「キス病」伝染性単核球症とはどんな病気なの(前編)
お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さんが、
11月13日、伝染性単核球症による肝機能障害のため都内の某病院へ入院し、話題になりました。今回はこの伝染性単核球症について勉強しましょう。
伝染性単核球症は米国では一時、大学生のなかでかなり流行し「キス病」とも呼ばれている急性感染症です。
原因はエプスタイン・バー・ウイルス(EBウイルス)の感染で、主に唾液を介して感染します。多くの人は3歳までに感染します。
3歳までに感染すると発症せずにすみますが、この時期を過ぎて感染すると発病してしまいます。
子供には少なくて20歳代、30歳代で約50%以上を占めます。
唾液による感染が多く、夫婦間、恋人同士、性風俗などからの感染もあり、若い人の間では「キス病」とも呼ばれています。
潜伏期間は約30〜50日です。
発病すると急性肝炎の疑いで、大きな病院に入院する場合もあります。
臨床症状はいろいろな症候が出てきて、病気の始まりには正しい診断がつきにくい場合もあります。
では、具体的にどんな症状が出るのかについて、次回お話することに致します。
2012年12月19日