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『第10回 川崎STI研究会』の報告
今回は毎年行われています恒例の性感染症研究会の報告です。今年は『第10回 川崎STI研究会』を2月22日(土)午後4時から川崎日航ホテルにて開催いたしました。総合司会は、世話人のよしかわ耳鼻咽喉科の院長、吉川琢磨先生にお願いいたしました。
【講演】
演題1.座長 鈴木産婦人科 院長 鈴木 真 先生
「淋菌は変化することを前提に生きている
―その病原性と薬剤耐性に着目して―」
演者: 国立感染症研究所 細菌部 部長 大西 真 先生
大西先生の切れ味の良いプレゼンテーションは大変興味深い“淋菌”の特性に関するお話でした。目からうろこの講演で、淋菌の環境に対応して生き延びるしたたかさに感動さえおぼえました。また質問が多数あり、活発な議論が交わされました。
演題2.座長 宮本町中央診療所 院長 尾上泰彦先生
「性暴力被害経験と性行動」
演者: 自治医科大学 看護学部 母性看護学 教授 野々山未 希子 先生
性暴力被害経験が性行動に及ぼす影響に関するお話で、大変わかりやすく、考えさせられるお話しをしていただきました。野々山先生が性教育の世界ではトップランナーとして活躍されていることが良く分かりました。研究会出席者はおよそ65名で、成功裏に終えることができました。
また研究会終了後、別室にて情報交換会を行いました。司会は帝京大学医学部付属溝口病院の皮膚科教授、清佳浩先生にお願いいたしました。乾杯のご発声は今年の12月に神戸市で開催されます日本性感染症学会の会長を務められます。荒川創一先生(神戸大学感染制御部 教授)にお願いいたしました。情報交換会は和やかなうちに終了いたしました。ご出席いただきました方々に感謝申し上げます。
代表世話人 尾上泰彦(宮本町中央診療所)
世話人 清 佳浩(帝京大学医学部付属溝口病院)
世話人 吉川琢磨(よしかわ耳鼻咽喉科)
世話人 鈴木 真 (鈴木産婦人科)
主催 ファイザー株式会社
2014年02月27日
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