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『アトラスでみる外陰部疾患 プライベートパーツの診かた』 増刷
『アトラスでみる外陰部疾患 プライベートパーツの診かた』増刷
私の著書 『アトラスでみる 外陰部疾患 プライベートパーツの診かた』 (単行本)
発行所:株式会社学研メディカル秀潤社
発行日:2010年10月1日
今回、私の著書である 『アトラスでみる外陰部疾患 プライベートパーツの診かた』 の増刷が決まりましたので報告いたします。
増刷の入庫: 2014年6月中旬となりました。
これまでの読者ならびに販売社、発行関係者に厚く感謝申し上げます。
また、ある読者のお一人から最高のおほめをいただいたので、恥ずかしながら、その文面をご紹介いたします。この本を手に取られた方は、まるで読者に語りかけてくるような、豊富で説得力のある写真の数々に圧倒されます。
そして、気取らない、平易な言葉による、時にウィットと含蓄に富む解説。膨大な臨床経験とエビデンスに基づいた本書は、(医療界でスポットが当たらない)性感染症の世界に読者を魅了させます。
写真のほとんどが筆者の尾上先生が日常診療で撮影されたとのこと。
驚くべきは、尾上先生は大学病院や総合病院で勤務される泌尿器科医ではなく、一介の(失礼!)
個人開業医であられること。
むしろ開業医として、性感染症に深刻に悩む患者さんたちに、同じ目線で親身に長年診療をされてきたからこそ、これだけの豊富な臨床例をご経験され、患者さんの協力も得られ素晴らしい写真が集まったのでしょう。
性感染症やセクシャリティは、大学の医学教育でフォーマルに取り扱われておらず、日本の性感染症の教育システムは、真の意味で確立されていません。
しかし、泌尿器科、皮膚科、産婦人科領域はもちろん、内科、精神科、外科であっても、診療現場においてセックスやそれにまつわる問題から目をそらすことはできません。
本書は、日本で希有な、性感染症に関するきわめて良質なガイダンスとイントロダクションであると同時に、性感染症に関する日本のエビデンスの集大成です
以上です。
この読者に真に感謝申し上げます。
2014年06月05日