泌尿器科専門医 ドクター尾上の医療ブログ:泌尿器科専門医 ドクター尾上に寄せられるさまざまな性感染症のトラブルについて専門家の立場からお答えします。

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淋病 クラミジア同時感染

淋病クラミジア同時感染

ある女性から淋菌感染症とクラミジア感染症について相談がありました。

【相談内容】

彼が性病に罹ってしまったので、私はある婦人科で検査をしたのですが、検査結果が出るのに1週間かるといわれ薬もでませんでした。

その間、微熱が続き内科を受診(彼が性病であることは言わず)したところ、白血球の数値が高いとのことで、クラビット250×2を1日1回飲むように言われました。

飲み終わっても微熱が続くので次にジスロマック1000mg飲んだら熱は下がりました。

それから、3日後に婦人科の検査結果が出て、淋病とクラミジアが陽性であることが判明いたしました。

薬を服用したことも、内科に行ったことも伝えませんでした。

現在、グレースビットというお薬を貰い、今服用4日目です。

再検査したら、もう治っているのでしょうか?

【回答】

彼が性病(現在は性感染症という)に罹患していた。

貴女も検査を受けたが検査成績が分かるのが、1週間後と言われた。

その後、発熱(微熱)したため、内科を受診し、白血球の数値が高いと言われ、クラビット250×2を1日1回飲むように言われた。服用後も微熱が続くので、ジスロマック1000mgを服用したところ解熱した。

その3日後に淋病感染症とクラミジア感染症に同時感染していたことが判明し、グレースビットを投与された。

現在、服用4日目である。

以上臨床経過をまとめてみました。

さて、淋菌・クラミジアの治癒判定検査は抗生剤服用後、2週間以上経過してから受けることを勧めます。

早く受けると検査の信頼性がなくなり、意味のある検査ではなくなります。

お二人の性の健康をお祈りいたします。

ご機嫌よう!

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2014年09月10日

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