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女性の潮吹き現象について
今回は女性の「潮吹き現象」について学術的ではありませんが、私見を述べます。女性の外尿道口の数ミリ入った位置の左右にスキーン腺が存在します。このスキーン腺は肉眼的な視診では観察できません。しかし例えば、このスキーン腺に淋菌が侵入し感染が成立すると淋菌性スキーン腺炎となり、外尿道口部が膨隆、腫脹し激しい排尿初期痛が生じます。さらに外尿道口より黄色の膿が排泄されます。この状態になるとスキーン腺の存在部位が視診でおよそ確認できます。
また女性が性的に興奮するとスキーン腺から少量の分泌液が出てくるとされ、スキーン腺液は性行為の際の潤滑液の一つとも言われています。
今回のテーマの「潮吹き現象」はどうも、このスキーン腺が大きく関係していることが考えられます。
すなわちスキーン腺からこの潮が噴出あるいは排泄するということです。
今回の私見は「潮吹き現象」を経験した多くの女性達の報告、証言、印象およびネット情報などからまとめたものです。
女性が性的に興奮してくると,約10~20%の方で外尿道口が膨隆してくるらしい。この膨隆現象は自覚できる人とできない人がいます。
女性によっては膨隆現象の後、左右のスキーン腺が外尿道口から飛び出し潮を吹く現象を生じることがあります。
この現象を男性が観察できることもありえます。
ただし、この現象は瞬間的であるともいえます。女性によってはこの膨隆現象を自覚しないまま潮を吹く場合もあるといいます。
典型的な潮吹き現象では潮がみごとに左右に噴出する(飛ぶ)現象を観察できる場合もあります。
さらに、人によっては天井まで潮が飛ぶこともあると言います。
噴出する潮の量は数mL~100mL以上になるなど様々です。
噴出する潮の量は水分の摂取量によるという女性が多くいます。
スキーン腺と思われる部位から噴出される液体(潮)は水の様で濁りはなく、塩分もなく、尿の味もしないといいます。
潮を吹く量が、かなり多い女性は脱水状態になる場合もあるといいます。
そのような女性はセックスする前に水分を十分に摂取する必要がありそうです。
潮が吹いても、女性によっては自分の身体の何処から潮が出ているのか分からないという方もいます。
また、潮が噴出することを女性として、とても恥ずかしいと思う方もいます。
恥ずかしいと思うのは、恐らく本人が潮吹き現象を排尿現象と思っているからでしょう。
そのため、「潮吹き現象」をコントロールしてしまう女性が多くいるといいます。つまり潮が噴出するのを我慢してしまうということです。
また「潮吹き現象」を起こした後にある程度、水分を摂取すれば、再度セックスしても、またこの「潮吹き現象」は生じるといいます。
多くの女性は、潮を吹くこととオーガスム(俗に云う“いく”)とは別ものであるともいいます。
また潮を吹くとその後、オーガスムに達しやすいと多くの女性が言っています。
また女性が性的に興奮してくると、オーガスムを迎える前に、挿入されている陰茎を腟外に押し出し(排斥)てしまうような現象が腟内に生じることがあるといわれています。この排斥現象は男性側が自覚できます。
この事と「潮吹き現象」は直接的には関係がないと考えます。
以上私見を述べました。
2015年04月30日
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