泌尿器科専門医 ドクター尾上の医療ブログ:泌尿器科専門医 ドクター尾上に寄せられるさまざまな性感染症のトラブルについて専門家の立場からお答えします。

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「キンダベートについて 」

【投稿者】
キンダベートについて (女性)

【内容】
彼氏のデスクの上に泌尿器科の袋があり「陰部」という文字を見つけたので中を見てみました。
キンダベートという軟膏を処方されたようなのですが、キンダベートを処方する症状で考えられる病気は何でしょうか?
軽く検索してみたところ、亀頭包皮炎やアトピーて出てきましたが。
出張の時に行ったようで、県外の病院でした。
病院に行った話も聞いておらず、怪しさだけが募り精神的につらいです。
回答宜しくお願い致します。
 
【回答】
見てはいけない物を見てしまいましたね!貴女にとっては精神的につらい状況になってしまいましたね。
キンダベート軟膏は一般名はクロベタゾン酪酸エステル軟膏(外用合成副腎皮質ホルモン剤)と言って 副腎皮質ホルモン剤としては最もマイルドな外用剤の一つです。
短期間であれば陰部(デリケートゾーン)に使用しても大丈夫です。
 
貴女の彼氏が陰部にキンダベート軟膏を使用したとすると、考えられる疾患は貴女がご心配している亀頭包皮炎やアトピー皮膚炎が考えらえますが、他の部位(肛門周囲、陰嚢、股部など)の皮膚炎かもしれません。
包茎があればそれだけで亀頭包皮炎にもなります。
性感染症とは関係ない可能性が十分にあります。暖かく見守ってあげてください。
貴女に迷惑をかけることはないでしょう。彼もそれを望んでいることでしょう。
お大事になさってください。

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2015年07月08日

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