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男性のトリコモナスについて
30代の男性からトリコモナスについて相談がありましたので報告いたします。【相談内容】
30代の男性です。腟トリコモナスは男の場合、感染していても検出できない可能性があると聞きました。
そこで質問なのですが、トリコモナスに感染していて自覚症状がないまま放置した場合どうなりますか?
やはり感染しているかわからなくても抗生物質を飲むべきですか?
よろしくお願いします。
【回答】
パートナーの女性が腟トリコモナス症であれば、そのパートナーの男性は症状がなくても、検査が陰性であっても、同時に治療すべきです。
通常、薬は、5‐ニトロイミダゾール系のメトロニダゾール(フラジール錠250mg)の500mg/日分、10日間服用します。
放置しておくと、パートナーに再感染させる可能性がでてきます。いわゆるピンポン感染が起きるかもしれません。
また、最近日経メディカルの癌Expertsニュースに掲載されていました。
米ハーバード大学の研究者でLoreleiMucc氏の研究結果です。
2015年9月9日付のJournal of the National Cancer Institute誌電子版に掲載されていました。
腟トリコモナス抗体の存在が、前立腺癌の発症に関連していることが判明したとのことです。
前立腺癌のリスクを高める性感染症は腟トリコモナス抗体の存在が関与しているということです。
安心できませんね。
① 腟トリコモナス原虫の模式図
腟トリコモナス原虫
l3~5本の鞭毛と波動膜によって活発に運動します。
l鞭毛虫類 :虫体は洋梨状
l大きさは平均18μm
② 長崎 メガネ橋
2016年05月14日
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