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尖圭コンジローマ治療中の自慰行為、体液について
20代の男性から尖圭コンジローマの治療中の自慰行為、体液についての相談がありましたので報告いたします。【相談内容】
私は20代の男性です。
ただいま私は尿道に出来た尖圭コンジローマを外科手術で切除し
再発後また手術をして今は経過観察中の者です。
尖圭コンジローマの治療中に自慰行為をするのは他の部分にも感染を
広げてしまうリスクはありますでしょうか?
また、尖圭コンジローマが尿道に出来ている場合、精液やカウパー腺液、尿などに
付着してウィルス感染が成立してしまう。などということはありますでしょうか?
尖圭コンジローマを患ってからかなり神経質になってしまい思い掛けなく
カウパー腺液が出てしまって亀頭が濡れてしまった時や放尿後に尿が
微量漏れてしまいそれが下着についてしまい、そこからまた新たに
感染してしまうのではと半年以上毎日ビクビクしながら過ごす日々です。
難しい問題だとは存じますが、
質問にお答えいただけると幸いでございます。
①参考臨床症例:尿道口に発症した尖圭コンジローマ 尿道下裂があるため感染防御機構が作用しない
【回答】
私見で恐縮ですが、自慰行為はしてもかまわないと考えます。
尖圭コンジローマの治療は再発との戦いです。
尖圭コンジローマはどんな治療を行っても約20~30%は再発してきます。
手術後3~6カ月は経過観察が必要です。
成書では3カ月になっており、その間に再発しなければ治癒とみなしてよいとされています。
尖圭コンジローマの治療は、医師と患者さんの共同作戦です。
しかし、再発を繰り返すとQOL(生活の質)が低下してきます。
治療に対しやる気がなくなり、将来に不安を覚えます。
このような場合は医師と面談し今後の治療作戦を検討しましょう。
医師と貴男の努力、共同作戦で必ず良くなる時、勝利する時がまいります。
再発にめげずに頑張ってください。
自慰行為、精液、カウパー腺などと関係があるかということですが、
私が知る限りでは、専門家によるこの事についての調査、研究はないと思います。
ですから、明確にお答えできません。
でも、貴方は、今迄、感染してしまうのではと思いながら、半年以上、
ビクビクしながら過ごしてきて、再発してないのですから、私は大丈夫だと考えます。
またカウパー腺液が出てくるのは若い証拠です。
お大事になさってください。
②深海の光るクラゲ
2016年09月01日
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