梅毒の症状に関して
20代の男性から梅毒の症状に関して相談がありましたので報告いたします。
【相談内容】
はじめまして。私は20代の男性です。
最近梅毒のニュースをよく見かけるようになり不安になりまして質問致しました。
梅毒の初期症状に感染後約3週間後に初期硬結というものができるとのことですが、
人によるかとは思いますがこれはいきなりそれなりの大きさのものができるのでしょうか?
それとも毎日気にして見ていれば徐々に大きくなり始めるのがわかるものなのでしょうか?
約十日前に都内の風俗店で手のサービスを受け、梅毒のニュースを見て
以降今ではすっかりノイローゼ気味で自分もかかってしまっているのだろうと
思い込み夜もあまり眠れず食も喉を通らない状態です...
病院で相談したところ「症状が出てないのなら診察も意味がないし、検査もできない。
珍しい病気だからそんなに心配しなくていい。」とそのまま帰されてしまいましたので、
今後症状が現れなくても時期を見て保健所へ検査へと行きたいと思っております。
①初期硬結
【回答】
顕症梅毒では、初期症状としてに感染後、約3~4週間後に初期硬結や
硬性下疳というものが、性器に発症する場合があります。
顕症梅毒になり、貴男がいう通り、性器を毎日、毎日気にして見ていれば、
初期硬結や硬性下疳が徐々に大きくなり始めるのが、分かるかもしれません。
しかし、むしろ症状の出ない無症候性梅毒の方がかなり多くみられます。
貴男は風俗店で手のサービスを受け、不安になっています。
しかしこの性行動では、常識的には梅毒には罹患しません。
体液の交換、粘膜と粘膜の接触がなければ性感染症は先ず、心配ありません。
でも貴男は心に傷ができてしまいました。
いつまでも悩んでいることは、精神衛生上好ましくありません。
貴男がいう通り6週間、経ったら保健所や医療機関で、
梅毒の血清反応検査を受けて心に平和を勝ち取りましょう。
お大事になさってください。
②飛行機の窓からのアラスカの眺望
2016年09月12日
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dr-onoe.com/mt/mt-tb.cgi/336