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特集・原著「若年者の性感染症患者を対象とした再発予防策」
本論文の要旨は日本性感染症学会第28回学術大会 卒後・生涯学習プログラムシンポジウム(2015年12月6日於:東京都)において発表した。
① 日本性感染症学会誌 第27巻 第1号 2016
テーマは特集 『性感染症、一次医療機関での実際』
「若年者の性感染症患者を対象とした再発予防策」
宮本町中央診療所 尾上泰彦
下記に本論文の要旨を示す。
❝若年者の性感染症❞というと、クラミジア感染症と淋菌感染症が代表的疾患である。
これらの再発防止にむけて如何に対応するかが問題である。
② 若年者の性感染症
オーラルセックスの時代、口腔咽頭は性感染症の温床である。
③ オーラルセックスの時代、口腔咽頭は性感染症の温床
男性のクラミジア、淋菌感染症の原因はCSWによるオーラルセックスである。
④ 風俗嬢の口腔咽頭は性感染症の温床
⑤ 性感染症の背景
⑥ 淋菌性咽頭炎、生殖器は淋菌・クラミジア感染症
⑦ 淋菌性・クラミジア性咽頭炎(生殖器・咽頭重複感染例)
再発防止には患者だけでなく、パートナーとの関係性が重要となる。
⑧ パートナーとの関係性が重要
⑨ 性感染症の再発防止策
二人、一緒に検査を受け、再発が起きないように治療し、感染予防のための啓発指導を受け、健康なセックスができることを目標とする。
⑩ STI検診を勧める
⑪ 人生の節目STI検診
臨床の立場から再発防止策として、口腔咽頭感染を制御できれば性感染症は激減すると考える。
そのためには口腔咽頭の専門家である耳鼻咽喉科医が性感染症に対し積極的に参加してくることを期待する。
⑫ 耳鼻咽喉科医の積極的参加
性感染症の再発防止策には耳鼻咽喉科医の関与が不可欠である。
⑬ 性感染症 再発防止のために
以上、若年者の性感染症患者を対象とした再発予防策について言及した。
2016年10月17日
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