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「第13回川崎STI研究会」報告
①第13回川崎STI研究会今回でこの川崎STI研究会は13回目を迎えることができました。
開催場所は今回も川崎日航ホテルで行いました。
記
日時 平成29年2月18日(土) 午後4時~
場所 川崎日航ホテル 12階「西」の間
神奈川県川崎市川崎区日進町一番地
TEL 044-244-5941
代表世話人 尾上 泰彦(宮本町中央診療所)
世話人 清 佳浩(帝京大学医学部附属溝口病院)
世話人 吉川 琢磨(よしかわ耳鼻咽喉科)
世話人 鈴木 真(鈴木産婦人科)
共催 : 川崎STI研究会/マルホ株式会社
研究会に参加された、ご希望の方には日本性感染症学会
認定制度の5単位取得できる参加証明書を差し上げました。
今年も幸いなことは素晴らしい講師をお招きできたことです。
総合司会は宮本町中央診療所 院長 尾上 泰彦です。
総合司会の尾上は2016年は爆発的に梅毒が増えたと挨拶で述べました。
②梅毒患者の報告数の推移
③講演1の座長 清 佳浩先生
講演1. 座長は帝京大学医学部附属溝口病院皮膚科教授の清 佳浩先生。
講師は国立感染症研究所ハンセン病センター センター長の石井則久先生。
「疥癬 -STIから施設内集団感染までー」についてお話しをいただきました。
④石井則久先生
⑤疥癬ーSTIから施設内集団感染までー
講師の石井先生は日本における“疥癬”の第一人者、トップランナーであります。
今日は来て良かったと感じた、面白い“疥癬”のお話をいただきました。
⑥疥癬の生態
⑦臍部の皮膚結節 ダーモスコピー所見
皮膚所見では疥癬トンネルが特徴的です。
⑧Q.イベルメクチン内服で治りますか?
今日は来て良かったと感じた面白い“疥癬”のお話をいただけました。
講演2.座長は鈴木産婦人科病院の鈴木 真先生。
⑨座長:鈴木 真先生
講師は川崎市健康福祉局健康安全研究所 所長の岡部信彦先生。
⑩講師:岡部信彦先生
演題:「最近の全国及び川崎市における梅毒、クラミジア等のSTIの発生動向および
風疹、ジカウイルス感染症などの妊婦感染による児への影響」という演題で
お話しをいただきました。
⑪第13回川崎STI研究会
STDの定点把握(4疾患) 900医療機関
⑫5類感染症(定点把握)
梅毒は川崎市でも最近年間で6.2倍も増加しております。
⑬川崎市 梅毒の年別発生状況
最近若い女性に梅毒が爆発的に急増しており、胎児感染の報告も
増加傾向にあり、社会問題となっており憂慮すべき状況です。
⑭川崎市 性別・年齢別発生状況
また最近、ジカウイルス感染症もニュースなどで報道されており
非常にタイムリーなお話で、興味深く拝聴いたしました。
⑮ジカウイルスはアフリカからどのように伝播したか?
⑯Zika virus infection
講師の岡部先生はNHKなどに数多く出演されておられる超有名な方で、
興味あるお話が聞けました。
両講演とも素晴らしい内容で,活発な質疑応答が交わされ、
非常に盛り上がりました。
参加者は67名を数え、多くの方々にお出かけいただき心から感謝申し上げます。
⑰第13回川崎STI研究会
研究会終了時にマルホ(株)松本所長より謝辞の挨拶がありました。
⑱マルホ(株)松本所長と私
研究会終了後、情報交換会を行いました。大勢の方に参加いただきました。
吉川琢磨先生の司会で乾杯の発声を日本性感染症学会理事長の
荒川創一先生がなさいました。情報交換会は楽しく和やかに行われました。
また、元日本性感染症学会理事長の新村眞人先生にご挨拶をいただきました。
また元日本性感染症学会会長を務められた本田まりこ先生、元日本性感染症学会事務局長を
務められた小林寅喆先生も参加されておられました。皮膚科医会の望月明子会長も
おいでになられました。
そして情報交換会は吉川琢磨先生の中締めにより、恙なく楽しく終わることができました。
参加された皆様に感謝申し上げます。
また共催のマルホ(株)に厚く御礼申し上げます。
(尾上泰彦 記)
2017年03月26日
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