泌尿器科専門医 ドクター尾上の医療ブログ:泌尿器科専門医 ドクター尾上に寄せられるさまざまな性感染症のトラブルについて専門家の立場からお答えします。

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梅毒 急増‼

2017年7月27日(木)発行の日刊スポーツに私のクリニックの記事が

掲載されましたので報告いたします。

 早期発見、早期治療

性感染症に気をつけろ①
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毎年、夏に患者数が増える性感染症。

特に「梅毒」は近年増加の一途をたどり、

昨年は42年ぶりに全国で4000人を超えました。

今年はさらにそれを上回るペースで、

「昔の病気」というイメージは変わってきています。

社会面では本日から、さまざまな性感染症の現状、対処法などを紹介していきます。

 

■昔の病気じゃない

梅雨が明け、夏も本番。

暮らしと密接する「性感染症」は、

誰もが注意すべき病である。

過去最悪のペースと言われる「梅毒」をはじめ、

淋病(りんびょう)、性器クラミジア、そしてエイズまで、

この数年間で大きく変わったもの、あるいは、そうではないが要注意なものと、

病気を正しく知り、安心できる毎日を送ろう。

 

今年5月、東京の西新宿に、

性感染症の治療を専門とする「プライベートケアクリニック東京」がオープンした。

クリニック名誉院長の尾上泰彦医師はこう話す。

「この時期になると、毎年増えてくるのが性感染症です。

多くの人が気持ちも身体も開放的になるからでしょう」。

 

尾上医師は、早くから性感染症に取り組んできたこの分野のエキスパート。

豊かな臨床経験と診断技術で、医師の間からの信頼も厚い。

患者の負担をより軽くー。

そんな尾上医師が今、最も懸念している病気が「梅毒」である。
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尾上医師がこう警告する。

「この数年の大きな変化は、何と言っても梅毒の急増です。

梅毒は昔の病気だと思われていますが、そうではない。

梅毒は今、再興感染症として注目すべきでしょう」。

 

昨年1年間、全国の患者数は4518人に上った。

患者数が4000人を超えたのは、1974年依頼と実に42年ぶり。

97年には500人以下にまで減少した病気が、

再び脅威になろうとしている。

急増ぶりが明らかになったのは2011年だが、

その後も一貫して右肩上がりという状況が続く。

直近をみても、1671人(14年)→2660人(15年)→4518人(16年)というのが実態だ。
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医療現場では、梅毒をみたことがないという医師や、

忙しさに追われ、正確な数が報告されていないといった指摘がある。

 

「こうした数字は氷山の一角です」と心配する尾上医師。

実は、昨年をさらに上回る勢いが今年、続いている。

国立感染研究所の速報データでは、昨年の同時期2202人(28週)から678人増え、

今年は2880人(同)に。

いよいよ“危険水域”に近づいたか!? 2017080504.jpg


2017年08月05日

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